沖電気工業(沖電気)は4月24日、同社のIP電話サーバ「IP CONVERGENCE Server SS9100」と連携するソフトウェア・パッケージの新版「Com@WILLシリーズリリース5」を販売開始すると発表した。音声通話ソフト「Com@WILLソフトフォン」の機能を強化し、一般電話機との連携性能を高めた。価格はオープン。沖電気では3年間に1000パッケージの販売を目指す。
沖電気によると、最近はパソコン上で利用できる音声通話ソフトに人気が集まっているが、従来の電話と併用したいという需要も多いという。今回は新たに、Com@WILLソフトフォンを強化し、一般電話機を音声通話ソフトの端末として利用できるようにした。そのため、電話機とパソコンのあいだで、IP電話サーバを介して1対1の通話や電話会議を行える。
また電話会議機能を拡充し、パソコン同士で通話や電話会議を行う場合、画像や文書を共有できるようにした。ホワイトボード機能を利用することで、リアルタイムで画像や文書を修正できる。そのため「少人数であれば遠隔地間で映像やデータを利用した高度なコミュニケーションが可能となり、高価なTV会議システムを導入する必要がなくなる」(沖電気)という。このほか留守番電話機能も追加している。