シマンテックは4月26日、同社の提供するスパムメール対策アプライアンス「Symantec Mail Security 8200シリーズ」が、独立行政法人製品評価技術基盤機構(National Institute of Technology and Evaluation:NITE)に採用されたことを発表した。
同製品は、マルチレイヤフィルタリングを搭載したスパム対策、ウイルス対策およびメールファイアウォールを実装したアプライアンス。NITEは、職員のスパムメール処理にかかる時間を削減することで、生産性を向上させ、職場内の業務効率を向上させている。
NITEは、すでにメールフィルタリングソフトを導入済みだったが、送信者のドメインを詐称するスパムメールなどはスパムと判定されず、ゲートウェイを通過してしまっていた。このため情報システム室は、明らかにスパムメールと判断できるメールドメインのブラックリストへの追加や誤判定の確認など、メール用のスパムフィルタの適用作業に忙殺されていた。
この問題を改善し、さらに今後のフィッシング詐欺や情報流出への対策を考慮し、3カ月をかけて3社のスパム対策製品を試験的に運用。その結果、スパムメール検出の精度、導入コスト、サポート体制の3つを評価してSymantec Mail Security 8200シリーズの採用を決定している。