2005年国内ビジネスアウトソーシング市場規模は7859億円--IDC Japan調査

CNET Japan Staff

2006-04-28 22:25

 IT専門調査会社のIDC Japanは4月27日、国内ビジネスアウトソーシング市場規模予測について発表した。これによると、人事、カスタマーケア、財務/経理、調達/購買業務分野における2005年の国内ビジネスアウトソーシング市場規模は前年比10.8%増の7859億円。同市場は、2005年〜2010年の年間平均成長率(CAGR)で5.4%成長し、2010年には1兆209億円に達する見込みという。

 近年の国内ビジネスアウトソーシング市場では、ユーザー企業の業務改革を目的としたサービスが拡充され、包括的かつ戦略性の高いサービスを利用する企業は緩やかに増加。「新会社法」「日本版SOX法」などの法規制により、財務/会計や内部統制の強化が企業には求められている。

 これらの法規制に対応することを目的に、専門知識とITを活用した品質の高い財務/会計業務に関わるアウトソーシングサービスを利用する企業の増加が予測される。今後、国内ビジネスアウトソーシング市場では、戦略的なサービスが同市場の成長を牽引するとIDCではみている。

 今回発表された内容は、IDCが発行したレポート「国内ビジネスアウトソーシング市場2005年の推定と2006年〜010年の予測」(J6100102)で詳細が報告されている。この調査レポートでは、国内ビジネスアウトソーシング市場を人事、カスタマーケア、財務/経理、調達/購買業務分野ごとに分析し、2010年までの市場規模予測を行っている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]