日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は5月15日、数100から数1000ユーザー規模の環境に適したウェブアプリケーション用シングルサインオン(SSO)製品の最新版「HP IceWall SSO Ver.8.0.1 Standard Edition(8.0.1 SE)」の販売を開始した。大規模環境向け上位製品の最新版「HP IceWall SSO Enterprise Edition 8.0 R1」と同様の機能を、中小企業のイントラネットやユーザー数の増減が激しい電子商取引サイト向けのライセンス体系で提供する。
HP IceWall SSOは、ウェブアプリケーション間の認証情報を連携させるSSO製品。日本HPでは、「ユーザー認証の安全性と利便性を両立させるとともに、ユーザー管理の一元化にも役立つため、個人情報保護や企業の内部統制への関心が高まるなか、注目を集めているソフト製品」としている。
HP IceWall SSO 8.0.1 SEは、Enterprise Editionの最新版で新たに加わった対応OS「HP-UX 11i v2」「Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4」(いずれも64ビット版)、対応データベース「Oracle Database 10g R2」「Red Hat Directory Server 7.1」、対応プロトコルSAML1.1およびLiberty1.2が利用可能となった。また、Windows Kerberos認証に対応し、Microsoft Windowsのドメイン認証とIceWall間のSSOシングルサインオンを実現した。HP IceWall SSO 8.0.1 SEの税込み価格は以下のとおり。
- 通常ライセンス
100ユーザーまで:157万5000円
500ユーザーまで:252万円
1000ユーザーまで:336万円
3000ユーザーまで:504万円 - BtoCパッケージ
50万ユーザーまで:2079万円
ユーザー数無制限:2604万円
日本HPでは、HP IceWall SSO 8.0.1 SEの販売に合わせて、評価版をウェブサイトで無償提供開始した。