NECソフトとNECグループの東南アジア地域販売統括会社NEC Solutions Asia Pacific(NECSAP)は5月15日、ベトナムのハノイ市にソフトウェア開発とシステム構築(SI)を手がける新会社を設立したと発表した。6月1日より営業を開始。NECグループによるソフトウェアのオフショア(海外開発生産委託)を受託するほか、現地に進出する日系企業などに向けたSI、ソフトウェア販売を行うという。
新会社の名称は「NEC Solutions Vietnam」。資本金は100万米国ドルで、出資比率はNECソフトが60%、NECSAPが40%。
オフショア事業では、主にNECソフトから開発を受託する。SI事業ではNEC本社、NECSAPと連携し、製造業を中心とする日系企業をはじめ、現地の金融機関、官公庁といった顧客を獲得する。将来的には地場市場の開拓も目指すという。
ソフトウェア製品の販売事業では、ERPパッケージ「IFS Applications」や情報漏えい対策ソフト「pointsec」など、NECグループの各種製品を現地で販売していく。
当初は従業員数40人体制で営業し、3年後の2008年度までに120人に増員する予定。会社全体で、初年度170万ドル、2008年度に460万ドルの売上げを見込む。