沖テクノクリエーションは5月24日、電子メール経由の情報漏えいを防ぐネットワーク製品「メール・コンフィデンス・プロテクタ」の販売を開始した。500クライアント以下向けの「シングルモデル」と、1000クライアント以上向けの「ノンストップモデル」を用意する。価格はシングルモデルが税別価格400万円から、ノンストップモデル税別900万円からとなる。出荷は5月31日から開始される。
メール・コンフィデンス・プロテクタは、イントラネットとインターネットとの境界点に配置し、キーワード検索やあらかじめ設定されたルールなどに従って電子メールの内容を検査することで、情報漏えいを防ぐ。検索キーワードや送受信メールアドレスはグループ化できるため、部門や役職単位でのセキュリティ設定も可能だ。
通常の電子メール送受信用プロトコルのPOP3およびSMTPだけでなく、HTMLにも対応しているため、ウェブメールによる情報漏えいも防止できる。IPアドレスを持たないステルスタイプの装置であることから、設置の際に既存のネットワーク構成を変更する必要がない。
なお、同製品の開発は、アイ・ティ・シーおよび韓国XcureNetと共同で行った。沖テクノクリエーションでは、1年間で100システムの販売を目指す。