ノーテルとシマンテックが協業、ネットワークセキュリティの新機能を実現

山下竜大(編集部) 2006年05月26日 01時25分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ノーテルネットワークスは5月25日、シマンテックとの協業に基づいて同社製品にネットワークセキュリティの新機能を組み込むことを発表した。この発表によりノーテルの「Nortel Application Switch」にシマンテックの「Symantec Intelligent Network Protection」を搭載することで、高い処理能力と安全性を兼ね備えたネットワーク構築を可能にする。

 Nortel Application Switchは、これまでNortel Alteon Application Switchと呼ばれていた多機能プラットフォーム製品。負荷分散によるアプリケーションの高速化はもちろん、侵入防止やDoS攻撃からの防御/修復、高い可用性および帯域管理、トラフィック管理などの多彩な機能により、数多くの企業やデータセンターに導入された実績を持つ。

 具体的な使用方法としては、たとえばOracle Enterprise Managerとの統合やMicrosoft Terminal Servicesのサポート、Server Application State Protocol(SASP)を経由したIBM Enterprise Workload Managerへの対応、SIPアプリケーション、SAPやBEAなどのミドルウェア製品などとの連携により、高い性能や可用性、セキュリティを実現する。

 今回、Nortel Application SwitchにSymantec Intelligent Network Protectionを組み込むことで、ネットワーク侵入防止技術とセキュリティコンテンツを統合。ノーテルの階層型セキュリティ構想「レイヤード・ディフェンス」を実現する。

ノーテルのタワビ氏 「企業やデータセンターにおいてアプリケーションは最も重要な資産。それをいかに守るかは大きな課題」とTawbi氏。

 今回の発表に至った背景をNortelのデータセンター・ソリューションズ ポートフォリオリーダーであるWassim Tawbi氏は、「企業やデータセンターでは、アプリケーションに対する高速で信頼性の高いアクセスとシンプルな総合セキュリティ管理が求められている。アプリケーション保護に対しては常に高いニーズがある」と話す。

 Tawbi氏は、「このような背景からアプリケーションの負荷分散と最適化に加え、セキュリティ機能を組み込んだアプリケーションスイッチ機能を新たに提供することを決めた。企業やデータセンターにおいてアプリケーションは最も重要な資産であり、それをいかに守るかは大きな課題となっている」と話している。

 Nortel Application Switchに組み込まれたSymantec Intelligent Network Protectionは、Nortel Application Switch専用に独自に開発されたもの。不正侵入、DoS攻撃、ネットワーク感染型ワームなどの既知の脅威はもちろん、未知の脅威も的確に検出することが可能。ネットワーク上の重大な脅威からアプリケーションを保護することができる。

 また、全世界に配置された「セキュリティレスポンスラボ」および「セキュリティオペレーションセンター」により24時間×365日脅威を監視。新たな脅威が見つかった場合には「LiveUpdate」機能により、最新のセキュリティアップデートを自動的に配信する。

 Symantec Intelligent Network Protectionの機能は、ノーテルのGUIツールである「Application Switch Element Manager(ASEM)」に統合されており、ASEMにより構成を設定することができる。

Nortel Application Switch Symantec Intelligent Network Protectionは、Nortel Application Switchに、「Application Switch OS 23.1」を導入することで利用できる。

 Symantec Intelligent Network Protectionは、Nortel Application Switchに、「Application Switch OS 23.1」を導入することで利用可能。「3408」「2424」「2424-SSL」「2216」「2208」のユーザーは、ハードウェアを一切アップグレードすることなく、アドオンによりSymantec Intelligent Network Protectionを使用することができる。

 新しいソリューションは、2006年6月より提供が開始される予定。年間ライセンス価格 は89万9000円。Nortel Application Switchハードウェアを含む価格は663万8000円よりとなる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
ハードから読み解くITトレンド放談
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
Gartner Symposium
企業決算
ソフトウェア開発パラダイムの進化
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化