サンハヤト、8ビットミニ評価カードと3軸加速度センサーモジュールにフリースケール製品を採用

CNET Japan Staff

2006-05-26 16:38

 フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは5月25日、サンハヤトの8ビット・マイクロコントローラ(MCU)ミニ評価カードの新製品「CT-298」と3軸加速度センサーモジュール「MM-2860」に、フリースケールの8ビットMCUおよび加速度センサーが採用されたことを発表した。

 CT-298は、フリースケールの8ビットMCUであるMC9S08QG8にシリアルモニタプログラミングを書き込んだサンハヤト製品「SF9S08C」製品を搭載している。CT-298は、電源ケーブルを必要とせずにUSBバスパワーで動作し、USBインターフェースを介しパソコンとシリアル通信できる。

 評価カードには、入出力デバイスの押ボタンスイッチ、LEDランプ、ブザーを搭載。 開発環境には、フリースケールの「CodeWarrior Development Studio for HC 08, Special Edition」を使用できる。

 一方、MM-2860には、フリースケールの3軸加速度センサー「MMA7260Q」が採用されている。このモジュールは、CT-298に容易に取り付けることが可能。CT-298にデモプログラムが予め書き込まれているので、すぐに加速度センサーを評価できる。また、モジュールは600mil幅の28ピンDIP ICと同サイズになっているので、ユニバーサル基板に実装することもできる。

 CT-298およびMM-2860は、秋葉原のツクモロボット王国において、2006年5月26日より販売が開始されている。税別価格は、CT-298が4700円、MM-2860が3980円、SF9S08Cが840円。

 フリースケールはまた、九十九電機との協業により、2006年5月27日より大阪日本橋のツクモなんば店においてフリースケール製品を搭載した評価キットやモジュールの販売を開始する。両社は、2006年4月28日より、8ビットMCUの評価キット「DEMO9S08QG8」をツクモロボット王国(秋葉原)で販売している。

 そのほか、フリースケールでは、同社のMCUを使った「電子工作キット制作コンテスト」も開催する。コンテストの詳細は、同社のウェブサイトで紹介されている。

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