日立製作所は6月1日、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」製品系列の新型ブレードサーバ「BS320」の販売を開始した。税込み価格は、サーバシャーシが59万1465円から、サーバモジュールが32万250円から。いずれも9月19日に出荷を始める。
BS320は、6Uサイズのサーバシャーシに、サーバモジュール10台と、LANスイッチおよびファイバチャネル(FC)スイッチをそれぞれ2台搭載できる。1Uラックマウントサーバを用いる場合に比べ最大約57%の省スペース化が実現し、日立では「I/Oパスを二重化した高信頼なシステムをコンパクトに構築可能」としている。200V電源に加え100V電源にも対応しているため、オフィスの100V電源環境でも設置することができる。
サーバシャーシの搭載プロセッサは、デュアルコアインテルXeonプロセッサーの5000番台(動作周波数3GHzまたは3.20GHz)。メモリは最大8Gバイト、ハードディスク(HDD)は最大80Gを2台(2.5インチ)内蔵する。
日立は、ブレードサーバ「BS1000」において、デュアルコアXeon 5000番台(動作周波数3GHzまたは3.73GHz)を搭載可能な新モデルも提供する。メモリは最大16Gバイト、HDDは最大160Gバイト×2(3.5インチ)または最大72Gバイト×4(2.5インチ)。税込み価格は49万8750円からとし、6月30日に出荷を開始する。
また、日立は、BladeSymphony専用のエントリ向けディスクアレイ装置「BR150」「BR50」を販売開始した。両装置の主な仕様と税込み価格は以下のとおり。6月30日に出荷を開始する。
- BR150
HDD:72Gバイト、146Gバイト、300Gバイト(FCドライブ最大15台)
RAIDコントローラ:標準2台
外形寸法:幅483×奥行き650×高さ174mm(4Uサイズ)
価格:201万330円から
- BR50
HDD:250Gバイト、500Gバイト(SATAドライブ最大15台)
RAIDコントローラ:最大2台
外形寸法:幅483×奥行き650×高さ174mm(4Uサイズ)
価格:186万1230円から
さらに、BladeSymphony導入にかかる時間を短縮するための「ベースモデル」を設けた。ブレードサーバで多く使われるシステム構成を使い方の点から「クイックスタート」(税込み価格258万6780円)、「かんたん運用」(551万1345円)、「ストレージセット」(1416万4815円)、「自動回復」(1939万2240円)の4つに分類し、必要なハード、ソフト、導入サービスを一括提供する。出荷開始は9月19日。