SAPジャパンは5月31日、ERPの最新バージョン「mySAP ERP 2005」の出荷を開始したことを発表した。
最新バージョンでは、機能強化はもちろん、システム導入/運用における変化対応力を改善。SAPジャパンのアプリケーションとパートナー企業の周辺ソリューションを組み合わせてカバーできる業務プロセスが拡大している。
また、業界特化の機能をあらかじめパッケージに組み込まれており、SAPの業種別ソリューションの導入期間を短縮できる仕様になっている。設定や管理の仕組み、画面も簡素化された
。SAPのフルスイートであるmySAP Business Suiteには500以上の製品化されたエンタープライズサービスがあるが、このうちmySAP ERP 2005単体で約300種類を利用できる。
主な機能拡張は、ファイナンシャルズ、アナリティクス、レポート、ヒューマン・キャピタル・マネジメントなど。給与や資金管理のアウトソーシングなどの新しいビジネスモデルへの対応も追加された。また、SAP xApp Analyticsによる分析機能が強化されたことで、組織やビジネスプロセスを横断的に分析するための能力が強化されている。