ソニックソフトウェアは6月1日、システム接続のためのメッセージ指向ミドルウェア(MOM)の新バージョン「SonicMQ 7.0」の出荷を開始したことを発表した。
SonicMQ 7.0では、業務に適した連続的な高可用性機能を提供する。具体的には、同社の「Sonic Continuous Availability Architecture(連続高可用性アーキテクチャ:CAA)」を実装しており、ハードウェア、ソフトウェア、およびネットワーク障害の発生後に、メッセージングシステムがオペレーションを再開するまでの時間を短縮できる。
さらに新バージョンでは、このCAA機能を強化。高速処理を可能にする「CAA Fast-Forward」機能を実装し、ディスク書き込み(メッセージの永続化)のボトルネックを解消するメモリキャッシングが採用された。
また、新バージョンはWebサービス標準を実装したことで、SonicMQの分散処理機能と「ダイナミック・ルーティング・アーキテクチャ(Dynamic Routing Architecture:DRA)」を組み合わせ、通信時のパフォーマンスを最適化できる。このため、LANとWANにまたがって導入される場合にも、Webサービスの維持を簡素化できる。
価格は、SonicMQ開発ライセンスが1開発者あたり56万3000円。SonicMQエンタープライズ版ライセンスが1CPUあたり168万8000より。プラットフォームは、Windows、Solaris、Red Hat Linux、AIX、HP-UXなどに対応する。