Informatica Corporationは5月23日、エンタープライズ間におけるデータインテグレーションを実現する同社のSaaS(Software-as-a-Service:サービスとしてのソフトウェア)ソリューション「Informatica On-Demand」の戦略的ロードマップを発表した。
今回発表されたロードマップは、ホスト型のデータインテグレーションプラットフォームを集大成し、ユーザーが現在アウトソースしているアプリケーションと社内インストール型エンタープライズアプリケーションを統合することを可能にする。
BPO(ビジネスプロセス アウトソーシング)、ITO(ITアウトソーシング)およびSaaSに代表されるアウトソーシングモデルの普及に伴い、ファイアウォールをまたいだデータの断片化が進んでいる。このような環境で、アウトソースしているアプリケーションと社内で管理しているシステムのデータを統合を実現しようというのが、このロードマップの最終形となる。
インフォマティカでは、Informatica On-Demandロードマップを 3つのフェーズで実現する計画だ。
まず、フェーズ1では、さまざまなソフトウェアベンダーとのコネクティビティを確保。フェーズ2で、ホスティングアプリケーションに特化したデータインテグレーションソリューションを開発し、「オンデマンド・データ・インテグレーション・ソリューション」を実現。最後のフェーズ3で、総合的な「オンデマンド・データ・インテグレーション・プラットフォーム」を提供する。
フェーズ3は2007年第1四半期までに完了し、正式出荷版の製品としてリリースされる予定だ。