三菱電機は6月12日、デュアルコアインテルXeonプロセッサーを2個搭載するミッドレンジ向けIAサーバ「三菱サーバコンピュータFT8600シリーズ」の新製品4モデルを、6月13日より販売すると発表した。
新モデルは、デュアルコアXeon 5080(動作周波数3.73GHz)またはデュアルコアXeon 5050(3GHz)のいずれかを選べる。ラックマウント型の「220Rd」(2Uサイズ)および「210Rd」(1Uサイズ)と、フロアスタンド型の「200Lc」「200Ec」を用意する。
メモリはFully Buffered DIMM(FB-DIMM)を採用し、従来モデルに比べ最大50%増の24Gバイトまで内蔵可能とした(200Ecのみ最大12Gバイト)。2.5インチSerial Attached SCSI(SAS)ハードディスクに対応し、1Uサイズの210Rdでも6台まで搭載できる。SAS化したことで、同時アクセス時の転送速度は従来モデルの約3倍に向上した。
デュアルコアXeonの仮想化技術であるインテルバーチャライゼーション・テクノロジー(VT)により、VT対応仮想サーバソフトを導入すると、1台のサーバで複数OSの同時稼働が可能となる。プリインストール用OSは、Windows Server 2003, Standard Edition、Windows Server 2003 R2, Standard Edition、Windows Server 2003 R2, Standard x64 Editionのいずれか。
税込み価格は、220Rdが47万5545円から、210Rdが44万8770円から、200Lcが42万7350円から、200Ecが25万1685円からとする。三菱電機では、FT8600シリーズとして年間7000台の販売を目指す。