日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は6月13日、SANストレージ向け仮想化装置「HP StorageWorks Storage Virtualization System(SVS)200」の販売を開始した。税込み価格は2100万円からとする。7月上旬に出荷を始める。
SVS200は、他社製品を含む異機種混在SAN環境において、複数のディスクアレイを1つの仮想化ストレージプールとして扱うための仮想化ストレージコントローラ。複数のディスクアレイ機器にまたがる仮想ストレージボリュームを構成できる。ミッドレンジのディスクアレイ製品と組み合わせてシステムを構築することで、ハイエンドストレージの機能を備えながら、大幅なコスト削減が可能になるという。
他社製品も含め、仮想化したディスクアレイのボリューム管理を一元化できる。また、ハイエンドディスクアレイ製品系列「HP StorageWorks XPファミリ」の持つパーティショニング、仮想ボリューム間の遠隔データコピーといった高度なストレージ機能も、SVS200で利用可能である。