フロントシステムの利用は約4割--ノーク・リサーチのSAPユーザー実態調査

CNET Japan Staff

2006-06-20 09:57

 ノーク・リサーチは6月19日、SAPユーザーに対してフロントシステムの利用実態を調べたアンケート調査結果の調査結果を発表した。

 同調査によると、システム導入後の課題で多かったのが、「入力項目が多いなど、操作が非常に複雑で覚えにくい」「運用、導入コストが高い」が49.4%、「ユーザー側でのシステム改善が難しい」が44.4%だった。

 フロントシステムの利用率は39.0%。一方、現在フロントシステムを導入していないユーザーの53.2%が「導入予定はなく、検討もしていない」と回答した。導入ユーザーに聞いた導入理由では、「自社の業務内容・プロセスに適合した柔軟なカスタマイズが可能なため」47.2%、「SAP導入・保守コストの低減(アドオンするよりも低価格)」38.9%。満足度も、「大変満足している」が17.6%、「やや満足している」が44.1%と、過半数が満足しており、「全く満足していない」との回答は1件もなかった。

 現状での認知度(参考値)では、NTTデータイントラマートの「intra-mart」が27.2%でトップ、NECの「StarOffice21」が24.7%で続く。今回の回答企業では、intra-martを28.6%が使用しており、SAPの開発ツールを利用して開発した「自社開発」が21.4%となっている。

 調査対象は、SAP導入企業約700社。郵送アンケートによる調査で、有効回答は81社分集まった。調査分析期間は、2006年4月〜6月。対面調査は実施していない。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  2. ビジネスアプリケーション

    改めて知っておきたい、生成AI活用が期待される業務と3つのリスク

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Google が推奨する生成 AI のスタートアップガイド、 AI を活用して市場投入への時間を短縮

  5. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]