ロココは7月5日、各種データソースを利用して、商品カタログや情報誌制作におけるDTP作業を自動化するソフトウェアの新バージョン「METAWORKS 2.0」を発表した。発売は7月7日。
METAWORKSは、さまざまな形式で保存されたコンテンツデータとアドビシステムズのDTPソフト「InDesign」で作成されたデザインテンプレートとを組み合わせて、印刷用コンテンツの自動生成を行うソフトウェア。新バージョンでは、各種データソースの読み込み、データとデザインテンプレートのマッピング、データ変換、データ編集機能などが強化された。これらの機能は簡易なGUIで利用できる。
ブログのエクスポートデータから、印刷物を作成するといった作業も容易に行えるといい、ロココでは、個人のクリエーターから、出版・印刷会社、流通・製造業のマーケティング部門およびドキュメント制作部門といったユーザーを見込んでいるという。
METAWORKS 2.0はWindows 2000/XP上で動作する。価格は、自動組版機能とデータマッピング、データ変換、エディタ機能を装備した「Professional」(基本パッケージ)が19万8000円(税別)。Professionalの機能に加え、各種データベースシステムとの接続に対応する「Enterprise」が59万8000円(税別)。そのほか、サイバーテックのXMLデータベース「Cyber Luxeon 1.0」とのセット製品や、製品トレーニングサービス、システムインテグレーションサービスなども用意されている。対応可能なデータ形式およびアプリケーション、データベースは、CSV、XML、Microsoft Excel、Microsoft Access 2002以降、FileMaker Pro 8、Oracle8.1以降、Microsoft SQL Server 2000以降、Cyber Luxeon 1.0(XMLデータベース)など。