アトラクスは7月5日、企業の個人情報セキュリティ診断サービスに、情報漏えい時の補償を組み合わせ、「TRIANGLE PLUS」の名称で提供開始すると発表した。組織管理、ITインフラ、個人情報の取り扱いプロセスの3要素に関して、顧客企業のセキュリティを診断。診断後の情報漏えいに備え、賠償損害で最大3000万円、費用損害で最大1000万円の補償制度を適用する。
診断はセキュリティ担当者へのアンケート形式で実施し、回答をもとに分析結果を報告する。個人情報保護法やガイドラインへの対応状況を明確化できるという。また対策がとられていなかったり、対策が不十分なリスクについて、アトラクスが推奨する対策やその優先順位を提示する。
診断後に「改善未着手あるいは改善途中のリスク」や「本来ならば個人情報漏えい保険でカバーすべきリスク」などに起因して、個人情報の漏えい事故が発生した場合、賠償損害や費用損害の規模に応じて補償を行う。
診断サービスの標準納期は3日程度。補償期間は診断結果を報告した翌月の1日から1年間。料金は、年間1回の診断につき50万円とする。