IBMとダッソー・システムズは7月11日、東急車輛製造(東急車輛)が両社のPLMソリューション「CATIA V5」および「ENOVIA SmarTeam」を活用し、車両開発業務プロセスの改革に取り組んでいることを発表した。
東急車輛では、設計・アセンブリのためのコラボレーティブ環境や、車輌動作条件のシミュレーションなどのプロセスに両製品を導入。技術者の効率的かつ正確な設計を支え、車両ライフサイクルの必要条件を遵守することを狙う。
今回の取り組みで東急車輛は、配管や配線などの設計部分を3D空間で干渉チェックすることが可能になり、デザインを行いつつリアルタイムに機構部品の設計干渉の確認を行える環境を実現したという。また、ノウハウの蓄積とデータの再利用、大規模アセンブリを効率的に管理できるようになった。
今後はさらにPLMを活用し、3D環境をコミュニケーションツールとすることで、設計部門と製造部門のコラボレーションを強化したい考えという。