ISIDと日本HP、オープンソースJ2EE開発基盤Seasar2の展開で協業

ニューズフロント

2006-08-02 13:52

 電通国際情報サービス(ISID)と日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は8月2日、オープンソースJ2EE開発フレームワークSeasar2を中心に、オープンソースソフト分野で協業すると発表した。両社は協業チームを設立し、Seasar2の市場開発、販売活動、システム構築および運用、保守サービスなどで協力していく。

 Seasar2は、国内のオープンソース組織であるSeasarファウンデーションが開発するJava開発用フレームワーク。依存性注入(DI:Dependency Injection)やアスペクト志向プログラミング(AOP:Aspect Oriented Programming)といった設計思想を導入しており、「Enterprise JavaBeans(EJB)の複雑性を克服するために開発され、システム開発の飛躍的な効率化、最適化を可能とする」(ISID、日本HP)という。

 ISIDは、2005年11月にSeasar2の商用サポートサービスを開始し、2006年4月にはSeasar2専任チームを発足させた。同社ソフト開発にSeasar2を利用するほか、金融機関を始めとする企業ユーザーに対しても、Seasar2を活用したソリューションを提供している。

 今後、ISIDの専任チームと日本HPの「オープンソース・コンピテンシー・センタ」が協力し、各種ソフトおよびハードとSeasar2を組み合わせた環境で検証作業を実施する。検証結果は文書として公開する予定。

 また、Seasar2に関するインフラ提案/構築支援サービスや、運用、保守サポートも提供する。Seasar2の利用促進に向けた共同広告を展開するほか、イベントやセミナー開催、カタログ制作などの共同マーケティング活動も実施する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]