Officeのニューファミリー「Groove」で何ができる?

柴田克己(編集部) 2006年08月09日 20時49分

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 Office 2007シリーズから、新しくラインアップに加わる製品に「Microsoft Office Groove 2007」がある。

 GrooveがOfficeのブランドを冠するのはこのバージョンからだが、製品自体は決して一朝一夕に作られた新しいものではない。Grooveは、2006年6月よりマイクロソフトのチーフソフトウェアアーキテクトを務めるRay Ozzie氏が、2005年に同社によって買収されたGroove Networksで作り上げてきたコラボレーションツールである。またOzzie氏が、かの「Lotus Notes」の開発者の1人であり、「グループウェアの父」と呼ばれる人物であることを知る人も多いだろう。

 Grooveでは、「ワークスペース」と呼ばれる単位で、チャット、ディスカッションボード、ファイルシェアリング、ホワイトボード、スケジューラといったコラボレーションのために必要なツールを統合的に管理し、このワークスペース全体を、他のユーザーと共有しながら作業を進めていく。マイクロソフトのインフォメーションワーカービジネス部門IWインフラストラクチャマーケティンググループでシニアプロダクトマネージャを務める松田誠氏は、Grooveについて「社内、社外に関わらず、すべてのステークホルダーを巻きこんだコラボレーション環境を提供するツール」と説明している。

Groove画面1 ファイルシェアリング、ホワイトボード、画像共有、スケジュールなどの共同作業に必要なツールを「ワークスペース」という単位で統合して管理し、共有できるOffice Groove。ツールの切り替えは下部のタブを使って行い、オンタイムで同じツールを利用しているユーザーの人数も把握できるようになっている。

 その最大の特徴は、一般的なクライアント/サーバ型での情報共有に限らず、ピア・ツー・ピア、オンライン/オフラインという、ユーザーのあらゆる利用環境を想定したシステムアーキテクチャを採用している点にある。

 ユーザーがワークスペース上で共有しているデータは、クライアント同士、もしくはリレーサーバ経由で逐一同期され、最終的にはすべてのユーザーのクライアント環境に最新のデータが保存されている状態を保つ。もし、ワークスペースを共有するユーザーの誰かが、オフラインの環境でデータに変更を加えた場合でも、彼がオンラインに接続した段階で、データの同期や競合の解決が行われる仕組みだ。

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