戦略的モバイルプラットフォーム「Information Anywhere Suite」
「Information Anywhere Suiteは、最新の技術を搭載した包括的なモバイルプラットフォーム。メール機能や管理機能、セキュリティ、アプリケーション動作環境などが統合されており、Windows CEやPalm、Symbianなど、さまざまなOSを搭載したデバイスをサポート。モバイルにより、ビジネスにおける高い競争力の企業を実現できる」と話すのはエンジニアリング担当バイスプレジデントのJoe Owen氏。
Sybase iAnywhereのエンジニアリング担当バイスプレジデント、Joe Owen氏。
モバイル環境におけるPIMやメール環境では、エンタープライズ向けの機能にフォーカスしており、見cろsftMicrosoft ExchangeやLotus Notes、Novell GroupWiseなどのカレンダーやメール機能などと同期する機能をサポート。100種類を超えるデバイスに対応する。
また、セキュリティ機能では、ポリシーを作成し、配布、実行、モニタリングが可能なポリシーベースのセキュリティ監査機能を搭載。バックエンド、ネットワーク、デバイス、デバイスの盗難の4つの分野で脆弱性を補うことができる。
さらに、モバイルデバイスの管理では、リソース管理やコンフィギュレーション管理、ソフトウェア配布管理、バックアップ／リカバリなどがデバイスや環境ごとに最適化されたほか、Microsoft System Management Serverとの連携が可能。より効率的かつ効果的なシステム管理が可能になる。
そのほか、SAPなどのERPやRemedyのヘルプデスクシステム、Business ObjectsのBIツールなどのバックオフィスシステムともファイルベースやレプリケーション、同期などの機能を使用して柔軟に連携が可能。既存の投資を有効に活用することも可能になる。
デモでは、OneBridgeを使用してメールとPIMを連携したり、Afariaを使ってモバイルデバイスにポリシーベースのセキュリティを設定するなどの機能が紹介された。
3つのエキサイティングなモバイル分野
続いてステージに登場したRFID＆モバイルソリューション担当ディレクター、Martyn Mallick氏は、同社が特に力を入れて開発している「RFID」「次世代モバイルデバイス」「モビリティ・オンデマンド」の3つの分野について紹介した。
Sybase iAnywhereのRFID＆モバイルソリューション担当ディレクター、Martyn Mallick氏。
RFIDソリューションは、インテリジェントなデータコレクションおよびセンサーネットワークなど、完全なエンド・ツー・エンドの機能を提供する。また、次世代モバイルデバイスでは、モバイルデバイスなどにBluetooth機能を組み込むためのSDKを提供。マーケティング担当バイスプレジデントのBrian Vink氏が、BMW 7シリーズに搭載された音声による携帯電話のコントロール機能をビデオで紹介した。
さらに、ソフトウェアのテストや評価、配布を容易にする機能、およびファイアウォールの背後やバックエンドで使用されるアプリケーションの両方を実現する機能などが提供されるモビリティ・オンデマンドは、新しいセキュアなアーキテクチャが搭載されたInformation Anywhere Suiteにより実現されることになる。
Innovation Awardの受賞者（写真左より、McDonald、Spring Wireless、FarmWizard Limited、Tennant Company）とTerry Stepien社長。
なお、Sybase iAnywhereの「Innovation Award」は、M-Mobile Anywhereを使用した「グローバル・コレクション・ツール・アプリケーション」を構築したMcDonald Corporationおよび「FarmWizard PDA Solution」を構築したFarmWizard Limited、SQL AnywhereのUltraLiteおよびMobilinkを使用して「Project PDA Direct Sales & mSales」を開発したSpring Wireless、およびAfariaを使用して「ServiceLINK」を構築したTennant Companyの4社が受賞している。
