日本ユニシスは8月21日、E-RAから一般商品向けネットオークション市場システムの開発業務を受託したと発表した。
これまでのネットオークション市場は、オークション方式またはリバースオークション方式で運営されており、買い手と売り手のどちらか一方しか価格を提示できなかった。それに対し、E-RAのネットオークション市場は、日本ユニシスの電子取引システム「TRADEBASE21」をベースとし、証券取引所と同じ注文付き合わせ方式を採用する。これにより、売り手と買い手が相互に価格を提示し、条件の合う相手と取引を行うダブルオークション方式が利用可能となる。
E-RAは、このネットオークション市場を10月2日に開設する。取扱商品は新品に限る。売り手は法人のみ、買い手は法人および個人とする。E-RAは、売り手と買い手の審査を行うが、決済および商品の受け渡しは当事者に任せる。
市場の開設当初は、主にPC関連商品を取り扱う。2006年中に取扱商品を3万点まで増やし、開設1年後に年間200億円の取引額を見込む。2年後には、取扱商品数10万点、年間取引額500億円を目指す。