映像関連システム開発を手がけるブーストビジョンは8月24日、動画検索と動的コンテンツ配信に対応した独自設計のコンテンツマネージメントシステム(CMS)「MediaBooster」の提供を9月24日より開始すると発表した。
CMSは、HTMLを知らなくてもブラウザから文字や画像を入力するだけで簡単にホームページの更新ができるシステムだ。
MediaBoosterは、プログラミングスキルを持たないが最低限のウェブ知識を持つデザイナーや企業の企画担当者を対象としたテンプレートカスタマイズ用管理メニューと、HTMLの知識を一切持たない一般社員向けのコンテンツメニューから構成されている。
SQL文の知識がなくてもサイトの目的に応じたデータベースの設計が自由にできるほか、テンプレートの自由設計が可能。動的部品の連携ができるため、商品カタログの検索結果に多様な情報を自由に連動させることができる。
独自設計のCMSであるため、従来のCMSでは難しかった、独自の商品カタログ整備、業界ポータルの独自規格での作成、ウェブ版のテレビショッピングサイトなどの動画ポータル構築といった用途にも対応するという。
このほか、オプション機能として、大量の長尺動画からシーンを切り出して検索することが可能な動画検索システムを提供する。今後はCMSとの連携を進め、CMSの動的部品との同期再生や受講管理を可能にし、誰でも容易に動画版E-ラーニングサイトを開設できる仕組みを提供するとしている。
今後は、MediaBoosterの新たなラインナップとして、動画CMによるコンテンツ連動広告システムや動画と連動したBBSなどを順次投入する予定。また、ASPサービス、ライセンス販売、商品販売やクライアント数と連動した従量課金、個別要件に対応したカスタマイズ受託、OEM提供、業界別料金体系などに対応していくとしている。