沖電気工業は8月31日、大阪府農協電算センター(JA大阪電算)よりVoIPネットワークシステムを受注し、納入したことを発表した。2005年8月より稼動を開始している。
今回導入されたのは、「IP CONVERGENCE SERVER SS9100」を中心とするIPセントレックスシステム。SS9100サーバをシステムの中核としてJA大阪電算に設置し、各単位農協の既設PBXやボタン電話装置と同社製VoIPゲートウェイ「BV1270」シリーズ、「BV100」シリーズなどで接続した。
これにより、自営の高速広域IP網を使ったフルIPベースの内線相互通話サービスを実現。JAグループ大阪内がフルIP化されたことで、JA大阪電算は、単位農協にIP電話1台からのサービス提供が可能になった。また、今回の導入に際し、一部の部署は複合型IP電話端末「Com@WILL」ソフトフォンを導入した。
JA大阪電算では、この自立型IPセントレックスを使ったさまざまなサービスをJAグループ大阪全体に順次拡大展開し、通信業務の効率化とコスト削減を推進していく計画という。
2005年8月より稼動を開始している。