セコムトラストシステムズ(STS)と日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は9月1日、情報セキュリティサービスの拡販について協業すると発表した。日本HPのブレードPC「HP bc1500 PC Blade」と、STSのシンクライアントサービス「セコムあんしんクライアント」を組み合わせて提供する。
セコムあんしんクライアントでは従来、主にサーバーベースドコンピューティング(SBC)方式を採用してきたが、クライアントごとに異なる必要とするSIerの開発部門などへの導入が困難だったという。
今回、日本HPの製品を導入することで、1クライアントに1台のブレードPCを割り当て、個人や作業グループごとに異なるアプリケーションを利用できるようにする。またクライアント統合管理システム「HP CCI」を組み合わせ、セキュリティ強化と運用管理コストの低減を図るという。
STSでは2005年8月より、自社に日本HPのブレードPCを200台導入、運用している。セキュリティ面に加え、運用管理やサポート業務をデータセンター内で行える利便性を高く評価し、採用を決めたという。STSでは今後、これまで蓄積したノウハウを生かして各種サポート業務を行うとしている。