日商エレクトロニクスは9月15日、サーバ仮想化/管理ソフト「Virtual Iron」と日本IBM製サーバとストレージを組み合わせたパッケージ製品「Virtual Ironスターターキット」の出荷を10月1日に開始すると発表した。税別価格は398万円からとなっている。
Virtual Ironは、オープンソースの仮想化ソフトである「Xen」をベースに、企業の求める性能や信頼性、柔軟性、利便性を実現した製品という。オープンソースを利用しているため、日商エレクトロニクスでは「低価格にエンタープライズクラスの仮想化環境を構築できる」としている。
1台の物理サーバ上に複数の仮想サーバを設けるだけでなく、異なる物理サーバ上の仮想サーバを動的に管理することが可能。処理負荷や障害発生などの状況変化に応じ、動的な運用が行える。インテルの仮想化技術「Intel Virtualization Technology(VT)」に標準対応している。
また、OSやアプリケーションの修正を伴わずに利用を始めることができ、最速15分で初期セットアップが可能という。最小構成時の主な仕様は以下の通り。
- サーバ(物理サーバ用):「IBM System x3550」2台
- サーバ(管理サーバ用):「IBM xSeries 306m」1台
- 仮想化ソフト:「Virtual Iron Enterprise Edition」4ライセンス
- ストレージ:「IBM TotalStorage DS4100」(250Gバイト)3台
- 対応ゲストOS:「SUSE Linux Enterprise Server 9」または「Red Hat Enterprise Linux 3/4」