みずほ情報総研と電通国際情報サービス(ISID)は9月19日、みちのく銀行向けに、融資統合ソリューション「RiskTaker」の「電子稟議」および「顧客管理」モジュールを開発したことを発表した。8月より稼動している。
みちのく銀行は、営業活動や融資関連業務の効率化を目的とした情報システムの高度化に向け、みずほ情報総研にシステム刷新を委託。みずほ情報総研が、みちのく銀行におけるシステムの基盤としてISIDの融資統合ソリューション「RiskTaker」を推薦し、採用が決まった。
RiskTakerは、「融資支援データベース」「融資統合基盤」および業務別のモジュール群によって構成され、統合基盤上にモジュールを随時追加できる。このため、すでに稼働させていた融資統合基盤と信用格付・自己査定モジュールに、今回「電子稟議モジュール」「顧客管理モジュール」が加わったことになる。
電子稟議モジュールは、紙ベースで行われていた融資稟議事務の電子化を実現するもので、稟議プロセスの効率化、審査基準の統一化・明確化を可能にする。一方の顧客管理モジュールは、分散して保管されていた顧客の財務情報や取引履歴などを一元管理することで、金融機関の営業活動や融資審査事務を効率化する。
導入にあたっては、みずほ情報総研がプロジェクト・マネジメントを、ISID がシステム開発および導入を担当した。