日立製作所は9月28日、アプリケーションプラットフォーム「Cosminexus」の最新版を12月末より販売すると発表した。最新版には、米GenuitecのJavaアプリケーション開発環境「MyEclipse」の日本語版を搭載する。
MyEclipseは、オープンソースのソフト開発環境「Eclipse」をベースに、Genuitecが各種プラグインなどを付加して販売するJavaアプリケーション開発環境。Ajaxアプリケーションの開発も行える。全世界に30万人以上のユーザーがいるという。
Cosminexusの最新版は、MyEclipseを採用することで、Eclipseによる開発作業をJavaアプリケーションの上流の設計から開発、テスト、運用に至る一連の工程を対象にして、統合環境で実施可能とした。また、Struts、JavaServer Faces、Spring、Hibernateなどの各種フレームワークにも対応した結果、「アプリケーション開発に共通する定型的な処理をフレームワークが担ってくれるため、少ないプログラミングで目的のアプリケーションを構築することができる」(日立)という。
今後、日立とGenuitecは、開発者向け付加機能や関連サービスを国内で拡充、展開していく。