日本オラクルとNECは10月3日、内部統制システム構築アプリケーション「Oracle Internal Controls Manager(ICM)」の導入を迅速化するパッケージ製品「Oracle ICM導入パック」の販売を開始した。価格(税別)は180万円となる。
Oracle ICMは、2006年6月に成立した金融商品取引法(日本版SOX法)で求められる内部統制システムの構築を支援するソフト。米国では、300社以上の企業が導入したという。日本語、英語、中国語など複数の言語に対応しているため、海外拠点を持つ企業グループにおいても内部統制環境の構築や維持運用に利用できる。
Oracle ICM導入パックは、(1)Oracle ICMのインストールや業務プロセス/リスク/統制可視化ソフト「iGrafx FlowCharter 2006 SOX+」との連携設定などを行う「Oracle ICM環境設定サービス」、(2)iGrafx FlowCharter 2006 SOX+との連携用ソフト、(3)内部統制環境の構築/運用手順を視覚化する「内部統制システム運用ガイド」――でから構成されるパッケージ製品。同パッケージを利用すると、Oracle ICMの導入期間を従来に比べ4分の1に短縮できるという。
日本オラクルとNECはOracle ICM導入パックを共同で販売し、今後2年間で400社への導入を目指す。