日立製作所は10月10日、化粧品・健康食品大手のファンケルが日立製作所の指静脈認証装置によるPCログイン認証システムを採用したことを発表した。システムは、9月12日より稼働している。
ファンケルは、日立の指静脈認証技術が、成りすましや偽造が困難なこと、認証速度が速くいこと、装置が小型で設置しやすく、使いやすいことなどを評価して同システムを採用。全国46都道府県にある215のグループ直営店舗に設置してある顧客管理システムで、ショップの従業員など約1600人が同システムを利用する。
ファンケルは、化粧品・健康食品などを製造し、通販・直営店舗・卸などの販売チャネルにて販売しているが、その過程で収集・蓄積される消費者の個人情報、取引先情報などの重要な情報について、2000年に認証取得しているISO9001のプロセス管理に従った取扱ルールと基準を明確にして厳重な管理をしている。
こうした情報セキュリティの管理レベルをさらに向上させるため、顧客管理システムのログイン認証に、日立の指静脈認証技術を採用した。