NTTアイティは10月11日、法人ユーザーが対象のサーバベースコンピューティング(SBC)環境を、シンクライアントの代わりに既存のWindows PCをそのまま利用して実現するSBCセットの販売を10月12日から開始すると発表した。
SBCセットは、VPNを応用した技術「MagicConnect NDL」を使って既存のWindows PCをそのまま利用し、情報漏洩防止とコスト削減を可能にする製品。社内外を問わずシームレスに適用することができる。セキュリティルームに処理PCとしてブレードPCやサーバを設置し、社内の既存のWindows PCをシンクライアントの代わりにそのまま利用できる。
これにより、社内情報ファイルの流出や持ち出しを防止することや、印刷物の出力先管理が容易になる。個人専用USBキーによってなりすまし利用を防止することも可能で、社外からもシームレスに社内業務を行えるため、業務効率を損なうこともないという。
価格は、MagicConnectサーバソフトが1サーバあたり315万円。USBキーとブレードPCを組み合わせるエントリモデルは、10ユーザーあたり152万2500円。年間100セットの販売を目指す。