Yahooの最高業務執行責任者（COO）Dan Rosensweig氏は電話会議の後に行われたインタビューの中で、業績予測を低く見積もることは、必ずしも長期的な業績が厳しいことを意味しているわけではなく、第3四半期に大口顧客からの広告出稿が低迷したことを考慮した結果だと述べた。同氏はまた、「うまく機能しない分野がいくつかあった」と述べ、「長期的には解決される問題だ」と語った。
Yahooの株価は、2006年になってから40％近く下落し、17日の終値は1株当たり24.15ドルとなっている。
Yahooは17日、オンライン広告企業2社への投資を発表した。同社は、そのうちの1社であるAdInteraxという企業を買収する計画だ。同社はマーケティング担当者がマルチメディア広告の制作を可能にするツールを提供している。Yahooはまた、Right Mediaの4500万ドルのSeries B増資計画を主導し、同社株の20％を所有している。
Rosensweig氏は、YahooがソーシャルネットワーキングサイトのFacebookを買収することを検討しているといううわさに関してコメントを控えている。
Yahooで最高財務責任者（CFO）を務めるSue Decker氏によると、同社はこの5年間にわたり、55億ドル以上に相当する30件以上もの買収を繰り返してきたという。同氏によると、同社はマーケティング分野に投資したり、同社サービスを広めるためグローバル企業と提携したり、大小の買収を実施したりしていく計画だという。
Nielsen//NetRatingsが17日に発表した報告によると、Yahooは検索市場全体のシェアをGoogleに奪われつつあるが、第3四半期にYahooに流れたウェブトラフィックは、前年同期と比べ7％上昇しているという。なかでも「Yahoo Video」の成長が最も著しく、「Yahoo TV」「Yahoo Real Estate」がこれに続いている。
eMarketerによると、Yahooの米国における2006年のインターネット広告収入に占めるシェアは、18％になると見込まれていて、2005年の19.4％から下落することになる。一方でGoogleの2006年のシェアは25％になると予想されている。
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