大塚商会(大塚裕司社長)は10月19日、サービス・サポート事業におけるITアウトソーシングサービス、業務アウトソーシングサービスを統合し、「たよれーる」ブランドとして提供すると発表した。これまでに提供してきたサービス・サポート事業の各メニューを統合、「たよれーる」ブランドに統一して提供する。
同社では、「たよれーるコールセンター」に450人のサポートオペレーター、全国280のサポート拠点に、3000人のサポートエンジニアを配備。これを基盤にマルチベンダー・マルチフィールドで対応し、中堅中小企業の「かかりつけの医」として、顧客の経営課題の解決を図る。
今回新たに、「たよれーる 給与業務支援サービス」「たよれーる 研修運営業務代行サービス」「たよれーる SMILEデータ分析サービス」の3メニューを追加。「給与業務支援サービス」は12月22日、残る2サービスは11月1日から提供開始する。
「たよれーる 給与業務支援サービス」では、給与管理ソフトの計算結果をもとに、従業員の給与明細書をウェブ上で閲覧できる仕組みをASPサービスとして提供する。給与振込も代行するため、給与業務を大幅に効率化できる。
「たよれーる 研修運営業務代行サービス」では、研修にかかわる付帯業務を請け負う。以前は顧客ごとに個別対応していたが、今回、ASP利用による標準化を行い、導入しやすくした。提供価格は月額5万円から。
「たよれーる SMILEデータ分析サービス」では、販売管理・財務管理データをもとに、定期的に経営の健全性や成長性を診断・分析、経営の変化を先取りし、事業の発展を継続的にサポートする。インターネット経由で分析依頼のアップロードや報告書のダウンロードを行うことが可能。表やグラフを用いて改善のポイントを視覚化し、経営課題の把握を支援する。
提供価格は、監査法人と連携し、財務データの分析結果からアドバイスを行う「財務データ分析」が年間4万2000円、商品・得意先の切り口でプラス変動、マイナス変動などの大きい商品をアラームとして報告し、次なる対策を支援する「販売管理データ分析」が年間2万4000円。