Advanced Micro Devices(AMD)製の「Opteron」プロセッサ搭載x86サーバを販売するようになったコンピュータメーカーのリストに、新たにGatewayの名が加わった。
Gatewayは米国時間11月7日、ロサンゼルスで開催中の「VMworld」カンファレンスで、ラックマウント型サーバ3製品を発表した。デュアルコアOpteronプロセッサ2基までのモデルは1U(厚みは約43mm)の「E-9422R」と2U(厚みは約87mm)の「E-9522R」、デュアルコアOpteronプロセッサを4基搭載するモデルは3U(厚みは約130mm)の「E-9722R」だ。
サーバ市場では、IBM、Hewlett-Packard(HP)、Dell、Sun Microsystemsが大部分を占めていて、Gatewayのシェアは小さい。それでもGatewayは何年も努力を続けてきた。今回発表されたOpteron搭載モデルも、同社の粘り強さを示す製品だ。
Intelは、性能のわりに消費電力が大きい「Xeon」プロセッサに足を引っぱられ、x86サーバ市場においてAMDのOpteronにシェアを奪われてしまった。新しい「Xeon 5100(開発コード名:Woodcrest)」は、サーバ市場でのIntelのシェア回復に貢献したが、それでもなおAMDが新規の顧客を集めている。
Dellは10月、Intel一辺倒だったやり方に見切りをつけ、Opteronを採用した2つのサーバ製品を発表した。その少し前にはIBMが、主力サーバ製品ラインにOpteronを採り入れる計画を明らかにしている。HPとSunは、早くからOpteronに切り替えていた。
Gatewayの新製品の価格は、E-9422Rが1799ドルから、E-9522Rが1849ドルからとなっている。E-9722Rの価格は明らかにされていない。なお、入出力装置や記憶装置などのサブシステムとプロセッサのリンクには、NVIDIA製のチップセットが使われている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ