[年末特集:2006]HDDの50年を写真で振り返る - 6/12

文:Michael Kanellos(CNET News.com) 翻訳校正:中村智恵子、小林理子

2006-12-26 08:00

 Hitachi Global Storage Technologies(HGST)のエグゼクティブバイスプレジデントBill Healy氏の右手にあるのは、1インチ(約2.5cm)サイズのマイクロドライブに使用されるプラッタ。左手に持っているのは50年前に登場したIBMの磁気ディスク記憶装置「RAMAC」(Random Access Method of Accounting and Control)に使用された24インチ(61cm)サイズのプラッタ。1インチで容量8Gバイトのプラッタは24インチのRAMACプラッタ1枚と比較すると8万倍以上のデータを記憶する。1インチディスクの8Gバイトという記憶容量は、RAMACの1600倍になる。
 HGSTのHealy氏が指し示しているのはRAMACシステムの原型の1つ。厳密に言えば、RAMACはストレージシステム全体のことで、RAMACシステムに内蔵されるディスクドライブは「350 disk storage unit」と呼ばれた。最初のRAMACを入手したのは、IBMのためにコンピュータ用カードを製造していたサンフランシスコの製紙会社Crown Zellerbachだった。その当時Crown Zellerbachに勤務していたJim Porter氏(Disk/Trendのプレジデント)は、顧客がいつもRAMACを見たがっていたと語っている。「ヘッドがディスクと摩擦するのを防ぐため、ヘッドとディスクの間に空気が吹き込まれる仕組みになっていて、かなりの騒音がした」と8月に行われたインタビューでPorter氏は述べている。「空気の圧縮機が騒音のもとだった」

 HGSTのHealy氏が指し示しているのはRAMACシステムの原型の1つ。厳密に言えば、RAMACはストレージシステム全体のことで、RAMACシステムに内蔵されるディスクドライブは「350 disk storage unit」と呼ばれた。最初のRAMACを入手したのは、IBMのためにコンピュータ用カードを製造していたサンフランシスコの製紙会社Crown Zellerbachだった。その当時Crown Zellerbachに勤務していたJim Porter氏(Disk/Trendのプレジデント)は、顧客がいつもRAMACを見たがっていたと語っている。「ヘッドがディスクと摩擦するのを防ぐため、ヘッドとディスクの間に空気が吹き込まれる仕組みになっていて、かなりの騒音がした」と8月に行われたインタビューでPorter氏は述べている。「空気の圧縮機が騒音のもとだった」

提供:Michael Kanellos/CNET News.com

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