
HGSTのHealy氏が指し示しているのはRAMACシステムの原型の1つ。厳密に言えば、RAMACはストレージシステム全体のことで、RAMACシステムに内蔵されるディスクドライブは「350 disk storage unit」と呼ばれた。最初のRAMACを入手したのは、IBMのためにコンピュータ用カードを製造していたサンフランシスコの製紙会社Crown Zellerbachだった。その当時Crown Zellerbachに勤務していたJim Porter氏(Disk/Trendのプレジデント)は、顧客がいつもRAMACを見たがっていたと語っている。「ヘッドがディスクと摩擦するのを防ぐため、ヘッドとディスクの間に空気が吹き込まれる仕組みになっていて、かなりの騒音がした」と8月に行われたインタビューでPorter氏は述べている。「空気の圧縮機が騒音のもとだった」
提供:Michael Kanellos/CNET News.com