NECは12月1日、分散されたオフィス環境で使用するコミュニケーションツール「ブロードバンドコミュニケータ」を開発したと発表した。
ブロードバンドコミュニケータは、TV電話機能や資料の共有機能などを搭載し、PCを介してリアルタイムにコミュニケーションできるツール。NEDでは、「報告・連絡・相談」を、いつでも、どこでも、だれとでも、簡単に行えるようにすることを目指して同ツールを開発したという。
今回発表されたツールは、PCを用いた電話機能でグループ通話を使いやすくして、マウスクリックだけで参加者を呼び出して1対1の通話からグループ通話に発展させたり、一度に複数の参加者を呼び出してミーティングを開催することができる。またウェブ会議システムなどにある資料の共有機能を電話と連携して、電話しながら手軽に資料を共有することも可能となっている。
さらに、PCのデスクトップ上に表示された電子伝言メモを使って相手にアクションを依頼することも可能。依頼したアクションの進行状況と相手の所在状況(プレゼンス)をいつでも確認でき、メモをクリックするだけで相手を連絡を取ることができるようになっているという。
今後、実用化に向けて実証実験を行う。