MS、企業向けにWindowsデスクトップOSの展開管理支援ツールを提供へ

CNET Japan Staff

2006-12-19 21:04

 マイクロソフトは12月18日、Windowsデスクトップのアプリケーション互換性をとるソフトウェア群パッケージ「Microsoft Desktop Optimization Pack for Software Assurance(MDOP)」の提供を2007年1月1日から開始すると発表した。

 MDOPは、マイクロソフトボリュームライセンスプログラムで提供されるソフトウェアアシュアランス(SA)所有ユーザーが購入できるサブスクリプションライセンスとして提供される。

 このサブスクリプションライセンスは、Windows上で稼働する複数のPCないしはライセンスを受けたデスクトップ上で、(1)アプリケーションを個々のマシンに手作業で直接インストールすることなく、実行させることができる仮想化ソフト「Microsoft SoftGrid」、(2)企業内のクライアントPC上で稼働するすべてのプログラムの状態を把握し、インベントリ管理を可能する「Microsoft Asset Inventory Services」、(3)Windowsが提供する運用管理システム内のコンポーネントルールであるGPO(Group Policy Objects)に準拠したグループポリシーを設定する「Microsoft Advanced Group Policy Management」、(4)クライアントPC上で発生したトラブルの正確な原因究明、紛失データの復旧、事後の故障解析による稼働停止の予防などを行う「Microsoft Diagnostic and Recovery Toolset」――の4種類のツールから構成される。

 価格は1ライセンスあたり年間1200円程度となる予定。1月から提供されるのは英語版のみで、日本語版は2007年後半以降に提供が開始される予定だ。

 同社では、企業でのWindows Vista導入を支援するアプリケーション互換ソリューションとしてMDOPを推進していく。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]