アップル、「QuickTime」の脆弱性を修復

文:Joris Evers(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2006-12-21 10:06

 Apple Computerは米国時間12月19日、「QuickTime」の脆弱性を修復するパッチをリリースした。同脆弱性には、Macに保存されている情報を外部の攻撃者に露呈させるおそれがある。脆弱性は「QuickTime for Java」に存在しており、サーバおよびクライアント双方の「Mac OS X 10.4.8」に影響をおよぼすが、Windows版QuickTimeは問題ないと、同社が発表した警告には記されている。修復アップデートは、Appleのウェブサイトから入手できる。

 攻撃者はJavaアプレットをQuickTime for Javaと使用して、埋め込まれたQuickTimeオブジェクトが画面上に表示するイメージを取得し、それらを攻撃の発信源であるウェブサイトに送るという。こうした手法がAppleの「Quartz Composer」と組み合わせられた場合、ローカル情報を含むイメージが取得されてしまうおそれがあると、Appleは警告している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 56 選 課題と解決方法を一挙紹介

  2. ビジネスアプリケーション

    生成 AI の可能性を最大限に引き出すためにできること—AI インフラストラクチャの戦略ガイド

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]