エムオーテックス(高木哲男社長)は12月21日、ネットワーク・セキュリティ管理ツール「LanScope Cat5」と、メール管理ソフト「LanScope Guard2」を連携して使える機能を開発し、発売したと発表した。
今回の統合で、「電子メールの添付ファイルが、いつ生成され、どのような経緯で、電子メールに添付されたか」といった操作履歴をトレースできるようになる。これにより、従来の「点(メール送付時)」での「禁止」や「アラーム通知」に加えて、誰から誰に送られたのかなどの「線(メール送信前後の動き)」で操作履歴が把握できるようになり、情報漏えい事故など万が一の事態が発生した場合でも、証跡として利用できる。
また、 Webコンソールでの一元管理が可能となったことで、「LanScope Cat5」と「LanScope Guard2」の2つのツールのアラームを同時に一画面上に掲示でき、ネットワーク上の問題を見逃すことなく発見できる。さらに、セキュリティを数値で示すセキュリティ診断画面を一元化し、メールを含むネットワークの安全性を一目で把握できるようになった。このため、ネットワーク・インシデントの原因が、どこの部署の誰によるものなのかが3クリックでわかり、「禁止」するのではなく、社員にモラルを持たせ「抑止」することでネットワークの安全がさらに強化できる。