マクニカネットワークスは1月10日、PCや外部ストレージの盗難・紛失による情報漏洩を防ぐソフトの最新版「SafeBoot Device Encryption version 5.0」を、1月31日から出荷すると発表した。
同ソフトは、オランダSafeBoot Internationalの製品。ハードディスク(HDD)暗号化機能を提供する「SafeBoot Device Encryption」、リムーバブルメディアの自動暗号化/アクセス制御、ファイル/フォルダ単位での暗号機能を提供する「SafeBoot Content Encryption」で構成される。
最新版は、富士通製PCに内蔵されるTPMセキュリティチップと、ソニーのストレージ機能付き指紋認証トークン「PUPPY」に対応し、セキュリティを強化したという。
TPM対応により、PCの起動時に正しいパスワードを入力しても、TPMチップが存在しなければOS起動を阻止できる。そのため、PC本体やHDDが盗まれた場合の情報漏洩を防げる。
指紋認証トークンを利用すると、認証トークンと指紋が一致しないユーザーを認証時に拒否し、安全性を高められる。さらに、パスワード入力が不要となり、操作性も向上する。
価格は、SafeBoot Management Centerが25万円、SafeBoot Device Encryptionが1クライアントライセンスあたり1万4500円から。