日立製作所はこのほど、同社のアドバンストサーバ「HA8000」シリーズで、クアッドコア インテル Xeon プロセッサをはじめとしたマルチコアプロセッサや高速なシリアルディスクインターフェースなどの技術を採用し、販売活動を開始した。
新製品は、クアッドコア インテル Xeon 5300番台やデュアルコア インテル Xeon 7100番台など最新のマルチコアプロセッサを、エントリーからハイエンドまでの全モデルでサポート。処理性能を向上させた。
また、ディスクアレイ構成の内蔵HDDを搭載するRAIDモデルにおいては、主力となるディスクインターフェース規格を、従来のパラレルインターフェース仕様のSCSIからシリアルインターフェース仕様のSAS、SATA IIに移行。データ転送を高速化し、内蔵HDDの大容量化を図った。
エントリークラスディスクアレイ装置「BR50」との接続が新規サポートされ、サーバの運転音を低減させる静音ラックキャビネットも製品化されている。
今回の発表にあわせて、問題発生時にサポートを提供する「HA8000問題切分支援・情報提供サービス」の提供も開始した。
価格は、ローエンドの「HA8000/20W」が19万1100円から、ハイエンドの「HA8000/270」が129万1500円から。1月23日に出荷を開始する。なお、SATA IIモデルの出荷時期は4月10日となる予定。