日本ベリサインとネットムーブは1月25日、個人ユーザー向け認証ソリューション分野で協業すると発表した。両社は個人でも利用可能な二要素認証サービスを、2007年5月に提供開始する。
具体的には、ウイルス・スパイウェア対策機能を備えるネットムーブのセキュリティソフト「nProtect Netizen」に、ベリサインのオンライン認証サービス「ベリサインアイデンティティプロテクション(VIP)オーセンティケーションサービス」のワンタイムパスワード(OTP)機能を搭載する。OTP生成機はソフトで実現し、ネット経由で配布する。
OTP生成機のソフト化により、生成トークンハードを配布・管理する手間とコストが不要となる。OTP値の検証はWebサービスで処理するため、認証サーバ構築の必要がない。そのため、ベリサインとネットムーブは「2因子認証を低コスト・短期間で実装できる」としている。
また、nProtect Netizenのセキュリティ機能と組み合わせることで、キーロガーやフィッシング詐欺なども含め、総合的な情報漏洩対策が可能という。