「Word」に新たなゼロデイ脆弱性--2カ月で4件目

文:Joris Evers(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年01月26日 12時29分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Microsoftは米国時間1月25日、まだドキュメント化されておらず、パッチも提供されていない「Microsoft Word」の新たなセキュリティ上の脆弱性が、頻繁にサイバー攻撃を受けていると発表した。

 この2カ月の間にWordに発見されたゼロデイ脆弱性は、これで4件目である。これらのセキュリティホールが顧客への攻撃に利用されていることが明らかになっているにもかかわらず、Microsoftからはパッチがまだ提供されていない。

 Microsoft関係者は、25日の声明の中でこの最新問題について、「現時点でこの脆弱性を利用しようとする攻撃として報告されているものは、非常に限定されたものである」と述べた。同社は現在この最新報告を調査中であり、必要ならばパッチを発行する、と同関係者は述べた。

 カリフォルニア州クパチーノを拠点とするセキュリティ企業Symantecが25日に発した警告によると、攻撃者はこの最新の脆弱性を利用することにより、「Word 2000」を実行するシステムの制御を奪い、「Word 2003」や「Word XP」を破壊することができるという。「攻撃者は、ユーザーに悪意のあるWordファイルを開かせることにより、この脆弱性を利用した攻撃を仕掛けてくる可能性がある」と同社は述べた。

 セキュリティ専門家らによると、範囲の限られた攻撃が最も危険であるという。何百万ものメールボックスに送りつけられる広く蔓延したワーム、ウイルス、トロイの木馬などは、阻止することが可能であるため、通常はそれほど深刻な問題ではない。一方、特に企業にとっては、ターゲットを絞ったトロイの木馬は、ブロックをくぐりぬけて侵入してくる危険性があるため、悩みの種となっている。

 Symantecはユーザーに対し、セキュリティソフトウェアが最新状態に更新されていることを確認し、Wordファイルを開く際には注意するよう呼びかけている。企業に対しては、問題のあるWordファイルがユーザーに配信されないよう対策を講じるようにと、Symantecは警告した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
ハードから読み解くITトレンド放談
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
Gartner Symposium
企業決算
ソフトウェア開発パラダイムの進化
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化