インテル、「Penryn」プロセッサをデモ

文:Tom Krazit(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年01月29日 11時45分

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 Intelが、45ナノメートルプロセスで製造されたプロセッサの時代は目前であることを告げた。

 Intelは先週、マスコミとアナリスト向けのブリーフィングで、Penrynファミリの未発売プロセッサで稼動するPCとサーバのデモンストレーションを行い、45ナノメートル世代の新しい半導体技術を示した。Penrynとは、インテルのCore Microarchitectureを採用した、デスクトップ、ノートPC、サーバ用プロセッサファミリのコードネームである。同社最高経営責任者(CEO)のPaul Otellini氏は発表で、このプロセッサを搭載したシステムが2007年中に発売される予定だと説明した。

 デスクトッププラットフォームオペレーション部門のバイスプレジデント兼ディレクターStephen Smith氏によると、Penrynプロセッサは、2006年9月のIntel Developer Forumで発表されたSSE4命令を搭載しているという。同氏は新命令を「ここ5年くらいでもっとも大きな命令セットの革新」と呼び、マルチメディアアプリケーションや技術計算のパフォーマンスが向上したと説明した。

 Penrynプロセッサは、Otellini氏が2007年の始めに示した新製造戦略の、最初の成果である。Intelは「tick-tock」戦略と称する2年単位の開発ペースに合わせて、新プロセッサに採用するマイクロアーキテクチャと製造技術を決定する方針である。

 Penrynは基本的にCore 2 Duoプロセッサの縮小版で、SSE4命令などの追加機能はわずかである。Intelの計画では「tick」の部分に当たる、新製造技術を採用している。2008年に入り45ナノメートルプロセスの製造技術が成熟した頃に同社は、プロセッサの設計により大きな変更を加えたNehalemというコードネームの新マイクロアーキテクチャ(「tock」の部分)を導入する予定だ。

 Intelがこのような早いペースで開発を進めているのは、過去の失敗を繰り返さないためである。2000年代に入ってAdvanced Micro Devices(AMD)は、パフォーマンスと電力効率で当時のIntelプロセッサを凌ぐ大きな改善を施した新アーキテクチャを導入し、油断していたIntelに追いつくことに成功した。計画立案のための数年間を再び無駄にすることを避けたいIntelは、プロセッサの設計に小さな変更を速いペースで積み重ね、時代の変化に追従している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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