日立製作所は2月9日、外字データの共有や文字環境の一括変更処理など、文字環境の一元的な管理を実現する「日立文字基盤ソリューション」の提供を開始した。2010年3月末までに500ユーザーの獲得を目指す。
同ソリューションでは、文字環境の一元管理に向けた現状分析やポリシーの策定支援を行うコンサルティングサービスから、複数の業務システムで利用するための共通マスタの作成、そしてそれを管理する共通の文字基盤システムの構築までが提供される。
外字が新規で発生した場合や、OSが異なるため複数の文字規格が存在する場合に、共通マスタを操作するだけでそれぞれの業務システムにおける文字環境を自動的に修正できる。
文字環境の現状調査、課題抽出、最適な文字環境の運用ポリシーの策定支援などを行う「文字コンサルティングサービス」、文字基盤システムの構築をスムーズに行うための事前準備作業を行う「文字環境整備サービス」、そして複数業務システムの文字環境を一元管理する文字基盤システムを構築する「文字共通基盤サービス」の3つのサービスがラインアップされている。
官公庁・自治体をはじめ、大量の外字データを扱う金融機関などが主な販売対象となる。