NECネクサソリューションズは2月13日、中規模企業向けERP(統合業務)ソフト「SAP Business One」の機能をオンライン提供するサービス「『らくらくアウトソーシングパック』for SAP Business One」の販売開始を発表した。価格は、初期費用が225万円、月額費用が29万8000円(SAP Business Oneの5ユーザーライセンスを5年間リースした場合)となる。
らくらくアウトソーシングパックは、顧客がSAP Business Oneのライセンスを購入し、実際の運用をNECネクサソリューションズのサーバ上で行うサービス。SAP Business Oneの機能は、インターネットVPN経由で利用する。サーバ環境を用意する必要がなく、導入支援サービス、システム運用サービス、ネットワーク接続サービスなどがパッケージ化されているため、NECネクサでは「手軽にERPを導入できる」としている。
導入時には7日間の導入支援サービスを実施し、販売/購買/在庫/会計機能を対象としたシステム環境構築、システムマスタ設定支援、業務マスタ設定支援などを行う。サーバ稼働監視、データバックアップ、障害対応、ヘルプデスクなど、運用管理にかかわる基本的業務もカバーしており、「業務負担が軽減でき、トータルコストの低減につながる」(NECネクサ)という。
NECネクサでは、今後3年間で150セットの販売を見込む。