富士通(黒川博昭社長)と富士通アドバンストソリューションズ(FASOL、 谷口典彦社長)は、大規模基幹系システム構築向けの開発ツール「Open BAGLES」を発売した。
「Open BAGLES」は、「表形式で業務内容を記述することで、プログラムや 管理ドキュメント群を自動的に生成する」という特徴がある。汎用機用のベー スの開発ツールで、83年に提供を開始した「BAGLES」を発展的に継承、マルチ プラットフォーム化(Linux、Solaris、Windows)したもの。開発者が業務用 語で仕様書を作成するだけで、プログラムや管理ドキュメント群を自動的に生 成する。これまでのCOBOLによる開発と比べ、最大30%以上の生産性向上が可 能だという。
さらに、業務仕様書とプログラムの完全一致により、メンテナンス負荷を軽 減。標準化の徹底により、高品質なアプリケーション開発を支援する。ベテラ ンの業務ノウハウの継承にも利用でき「2007年問題」対策にもなる上、業務仕 様書ベースの開発やテストにより、作業効率が大幅に向上する。