日立システムアンドサービス(日立システム)は、ケイ・ジー・ティー(KGT)と販売代理店契約を締結し、内部統制文書化/評価支援ツール「Ci-Tower (シーアイタワー)BPM」の販売を2月15日から開始した。
Ci-Tower BPMは、内部統制の文書化およびテスト・評価を支援する機能を持つ業務プロセスモデリングツールであり、ExcelやVisioとの連携により、文書化にかかる負担を減らして内部統制文書化を支援する。今回の発表で日立システムは、同社の「内部統制支援ソリューション」を拡充する。
普段使い慣れたExcelやVisioを用いることで専用ツールに比べて、簡単に業務フローやRCM(Risk Control Matrix)を生成可能だという。また、作成したデータは通常のExcelやVisioのデータとして利用できるため、Ci-Tower BPMがインストールされていない環境でも活用できるほか、ウェブ対応により分散拠点からのテスト結果を効率よく収集することができるという。
日立システムは、Ci-Tower BPMを効果的に活用するために、日立製作所での文書化の事例をまとめたテンプレートを3月20日から提供する。また、Ci- Tower BPMはワークフローシステムや文書管理システムとも連携可能であり、内部統制運用を短期間で支援できるとしている。
価格は、エンタープライズパッケージが367万5000円から、コーポレート・パッケージが609万円から。システム導入、トレーニング、文書変換などの各種サービスの提供も行う。