ファイル交換ソフト「Share」のネットワークを可視化するシステムが登場

吉澤亨史

2007-03-07 23:09

 住商情報システムは3月7日、PtoPファイル交換ソフト「Share」が形成するネットワークを可視化するシステム「Sharebot」の提供を開始した。同システムはeEye Digital Securityが開発したもの。

 この製品は、Shareが形成するネットワークの中に存在するノードのひとつとして振る舞い、ほかのノードが持つキー情報をマルチスレッドで取得し、キー情報のデータベース(DB)を作成する。作成したDBからは、ファイル名およびShareのファイルハッシュ名を指定することで、ファイルの完全キャッシュがどのノードに存在するかなどを検索できる。

 これにより、Shareネットワーク上に存在する違法データや、Share経由で流出した個人情報などの拡散状況を容易に把握できる。

 Sharebotには、個人向けに無償で提供される「Retina Sharebot Personal Edition」と、法人向けの「Retina Sharebot Professional Edition」が用意されている。個人向けは巡回スレッド数が40に制限されるが、法人向けは65535まで設定でき、高速巡回が可能。

 また、「eEye Retina 」エンタープライズライセンス/コンサルティングライセンスを100IPパック以上購入した法人には標準で無償提供される。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2023年OTサイバーセキュリティの現状レポート--75%の組織が過去1年間に1回以上の侵入を経験

  2. セキュリティ

    サイバーセキュリティ強化に向けてマイクロソフトが示す実践的な指針を紹介

  3. セキュリティ

    5分でわかる「AWS WAF」--基礎知識から運用で陥りやすい3つの落とし穴までを徹底解説

  4. セキュリティ

    最前線で活躍するトップランナーと本気で考える、これからのサイバーセキュリティ

  5. 経営

    ガートナーが指南、迅速な意思決定を促す「AI」活用を実践する3つの主要ステップ

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]