NECは3月19日、運用管理ソフトの最新版「WebSAM Ver.7」の販売を開始した。統合運用管理向けの「WebSAM MCOperaitons」、サーバ管理向けの「WebSAM SystemManager」、アプリケーション管理向けの「WebSAM ApplicationNavigator」という3製品を用意する。
最新版は、ITシステム全体の統制を可能とするため、運用管理基盤である「WebSAMフレームワーク」を強化した。具体的には、運用管理情報を一元化するデータベース「WebSAM Configuration Management Database(CMDB)」を強化し、仮想化を実現する「論理CMDB機能」を開発した。これにより、サーバやストレージなどの機器情報と業務システム情報との紐付けが可能となり、運用管理に必要な情報を容易に収集/分析できるようになったという。
また、NECのOSやデータベース、アプリケーションサーバ、グループウェアなど主要18製品について、作業手順や障害対処方法をまとめた「製品ナレッジ」を提供し、トラブル発生時の作業負荷を軽減する。そのほかには、GUI変更による視認性/操作性の向上、Windows Vista対応、Unicode対応などを行った。
各製品の税別価格と出荷開始時期は以下の通り。NECでは、WebSAM全体で今後3年間に1万システムの出荷を目指す。
- WebSAM MCOperaitons
価格:479万1200円から
出荷開始時期:4月18日 - WebSAM SystemManager
価格:78万7100円から
出荷開始時期:4月18日 - WebSAM ApplicationNavigator
価格:62万7600円から
出荷開始時期:5月